採用情報
2015年入社
長野県出身
大学時代から接客の仕事が大好きで、大学卒業後は高度な接客を極めようと地元の会席料理の店に就職。4年のキャリアを積んだのちに東京へ転居し、東京駅近くの北大路八重洲店へ。東京駅は新幹線の発着駅であることから、八重洲店は全国の企業の商談や接待などに使われ、予約表は一流企業の予約で連日満室でした。時には日本を代表する企業の方々もお見えになり、後日ニュースなどで業務提携などの発表を目にして、「もしやあの時に?」と思ったことも。自分たちの気づかいが多少でもその商談に影響したかもしれないと考えると、大きなやりがいを感じます。今では、経済新聞などを読んで世の中の動きを追い、勉強することが楽しみになりました。本当に、北大路を選んで良かったと思っています。
北大路には常連のお客様が多く、そのリピート率は6割以上。飲食業界では驚異的な数字ですが、それはホールスタッフのおもてなし力に秘訣があると思っています。接待の場合には、お店に入られたときの雰囲気からどちらがホスト側かゲスト側かを判断し、上座と下座を間違えないようにご案内します。お料理を一番先にお出しするのはどなたかを見極め、商談が佳境に入った時には次のお料理の準備を止めてもらうよう調理場に伝えます。ホスト様からはタクシーチケットをお預かりしてちょうど良い時間にタクシーを呼び、ゲスト様がお帰りになる際にお渡しするなど、どちらにも気持ち良い時間を過ごしていただけるよう気配りを怠りません。そして、ご予約のお客様は必ず来店履歴を調べ、お顔を見たら『いつもありがとうございます』とお声掛けします。いつもそのように接していると、お客様はやがて『この店ならどんなお客様をお招きしても安心だな』と思っていただけるのではないでしょうか。接待でも宴会でも、どんな時でもそのグループの雰囲気に合わせた接客を心がけることが何よりも大事ですが、基本的には、気さくに明るく接することが私の流儀です。
北大路のおもてなしとは、空間・料理・サービスの三位一体。これを商品として提供していること、そのものです。だから、私が考えるおもてなしのプロフェッショナルとは、対お客様だけでなく、対スタッフ、対チーム、対調理場など、全員へ感謝する気持ちを持っていることが基本だと思っています。今日もバイトに来てくれてありがとう、きれいな料理を作ってくれてありがとう、という気持ちがいつも根底にあるからこそ、100%の気持ちでお客様をもてなし、気づかいを発揮できるのだと思います。
私は入社以来、店舗の立て直しのために抜擢されたり、教育体系を構築するプロジェクトに参加したりと、次々に経験の場を与えられて今では次長という立場になりました。これは会社が私の仕事を認めてどんどん引き上げてくれたおかげです。だからこそ、次に続く女性の後輩たちのためにも、次はやはり店長にならないといけないと思っています。そして将来の新規出店の際には、スタッフ教育などの面から会社のサポートをできる立場になっていたいですね。
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